1964年9月に第1回を開催して以後、ほぼ月1回のペースで回を重ねてきた「紀伊國屋寄席」が本年8月に、第500回を迎えます。
■「紀伊國屋寄席」第500回演目
2006年8月28日(月)18:00開場/18:30開演
□演者・演題:
三遊亭小遊三「金は廻る」
三遊亭金馬「景清」
柳家小三治「転宅」
御祝儀大喜利、住吉踊り
■「紀伊國屋寄席」第500回を迎えて
金子和一郎紀伊國屋書店監査役(前紀伊國屋ホール総支配人)
平成15年11月、紀伊國屋ホールは1964年に開場して以来、日本の演劇や落語などの芸能を地道に育ててきた功績によって「第51回 菊池寛賞」を受賞した。受賞対象となった「紀伊國屋寄席」は第1回を1964(昭和39)年9月に開催しているが(※)、現在のように古典落語が中心となったのは2回目からで、当時の出演者と演題は、春風亭柳朝(5代目)「道かん」、三遊亭円生(6代目)「蒟蒻問答」、林家正蔵(8代目、後に改メ林家彦六)「火事息子」、桂文楽(8代目)「あんまの炬燵」、柳家小さん(5代目)「宿屋の富」で、皆さん故人となられたが実に錚々たる師匠方であった。
以来42年間、月1回開催の紀伊國屋寄席は、回を重ねて本年8月、第500回を迎える運びとなったが、終始この寄席を大事に思い、先頭に立って高座を勤めて下さったのは小さん師匠であった。今でも紀伊國屋ホールの舞台、高座に立つと亡き小さん師匠の名演を、昨日のことのように思い出す。
8月30日開催の紀伊國屋寄席は500回を記念して、三遊亭小遊三「金は廻る」、三遊亭金馬「景清」、柳家小三治「転宅」の三師匠による落語三席。大喜利として噺家、漫才、奇術の総勢30名の皆さんによる御祝儀「住吉踊り」で、賑やかに華やかに高座を繰りひろげ、500回を祝う。
この度、第500回の紀伊國屋寄席を迎えるに当って、伝統あるこの寄席を守り、来るべき550回、600回を目差して気持を新たにしています。
※「紀伊國屋寄席」第1回演目
1964年9月12日(土)18:00開場/18:30開演
「みんなで手をたたこう」
□演者・演題:
【歌う司会】明石光司
【音楽】前田六郎
【ハード・ボイルド・コント】トリオ・ザ・パンチ
【万才】宮城けんじ・東けんじ
【球界裏ばなし】野球評論家・大島信雄、きき手・茂木幹弘
【ウクレレ漫談】牧伸二
【万才】獅子てんや・瀬戸わんや
【ミュージカル落語】林家三平