大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、1枚のICカードで、キャッシュカード、クレジットカード、電子マネー、ポイントサービスの各種機能を利用できる、低価格なネイティブ版FeliCa(フェリカ)対応デュアルインターフェースカードを開発しました。金融機関向けに、7月末より、販売を開始します。
【背景】
ICキャッシュカード、ICクレジットカードが急速に普及する中、利用者の間で、「複数のカードを持ち歩きたくないので一体型カードが欲しい」「購入したお店のポイントが付くお得な機能が欲しい」「小額決済に便利な非接触方式の電子マネーも利用したい」という声が高まっています。
これらのニーズに応えるべく、DNPは、平成16年10月に接触方式のアプリケーションの追加・削除を行うことができる高機能なFeliCa対応デュアルインターフェースカード(JavaCard版)の販売を開始しました。今回開発した製品は、金融機関で標準的に採用されているICクレジットカード、ICキャッシュカードといった必要最低限の接触方式のアプリケーションを予め搭載した、低価格のネイティブ版です。非接触方式の電子マネーやポイントサービスなどの機能は、用途に合わせて自由に搭載することができます。
【ネイティブ版FeliCa対応デュアルインターフェースカードの概要】
1.一体型カードとしての基本機能
・VISA、MasterCard、JCBの、いずれかのICクレジットカード機能を利用することができます。
・全国銀行協会の仕様に準拠したICキャッシュカード機能を利用することができます。
・FeliCa OSの非接触ICカードとして、電子マネー「Edy(エディ)」やポイントサービス「FeliCaポケット」などのアプリケーションを利用することができます。
(*)FeliCaポケットは、ソニー株式会社が開発したポイントカードやクーポン、会員証、チケットなどの顧客サービスを容易かつ低コストで導入できるアプリケーションソフトです。1枚の非接触ICカードに、あらかじめ設けられた複数(最大8個)の領域を、異なったサービスに利用できます。汎用的なアプリケーションと機器を使うため、初期コスト、運用コストを大幅に抑え、かつ専門業者によるシステム構築の必要もなく、容易にFeliCaによる各種サービスを導入することができます。
2.デュアルインターフェースによる利便性の向上
・デュアルインターフェースカードは、接触と非接触の両方式で、1つのICチップのメモリーにアクセスすることができ、例えば、ATMを使用してICキャッシュカードの口座から電子マネーをチャージする、というサービス展開が可能になります。
3.低価格
・従来のFeliCa対応デュアルインターフェースカードは、接触方式のアプリケーションをダウンロードできるJava Card OSを搭載していました。今回、接触方式のOSを、ICクレジットカード、ICキャッシュカードに限定した専用OS(ネイティブOS)に変更し、より小さいメモリサイズのICチップで対応できるようにしたため、10万枚で約2割程度のコストダウンを実現しました。