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大日本印刷、多色カラーフィルターを開発〜RGBにイエローとシアンを追加

色再現領域を大幅に拡大 高品質液晶ディスプレイ向けに今秋より量産開始

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円、以下:DNP)は、液晶テレビの色再現領域を大幅に拡げるために、従来のR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の光の三原色に加え、イエロー、シアン(明るい青色)を加えた、多色カラーフィルターを開発し、今秋より量産を開始します。

【背景】
地上デジタル放送やBSデジタル放送、DVDなどの普及により、急速に薄型テレビの市場が拡大する中、特に液晶テレビの伸びは高く、今後も高成長が続くと予測されています。液晶テレビは、30インチ以上の大型サイズの増加や、デジタルハイビジョン放送の普及にあわせ、高品質化が進んでいます。テレビ以外でも、携帯端末向け地上デジタル放送であるワンセグ放送の開始、パソコン用ディスプレイでのテレビ放送やDVDなどの視聴が増えるなど、液晶ディスプレイに対して、これまで以上に、実物に近い色再現への要求が高まっています
しかし、従来のRGBの三原色からなるカラーフィルターでは、再現できる色の領域に限界があり、特に、イエローやシアンなどの色を再現することが困難でした。

【多色カラーフィルターの開発と特長について】
今回、カラーフィルターに適したイエローとシアンの色材を新たに開発し、従来の液晶ディスプレイでは再現が難しかった「黄色」「金色」「水色」など、色の再現領域を大幅に拡大させた多色カラーフィルターの開発に成功しました。特長は以下の通りです。
・得意先の要望にあわせ、RGBにイエローを加えた4色と、イエローとシアンを加えた5色のカラーフィルターの供給をおこないます。

・テレビ、パソコン用モニターのほか、ワンセグ放送に対応した携帯電話などのモバイル機器のカラーフィルターとして使用できます。

・バックライトとの最適な組み合わせにより、従来のカラーフィルターのNTSC(*1)比72%から、4色で95%、5色で100%となり、色再現領域が拡大するとともに、明るさ(輝度)も約35%向上します(当社比)。

【売上目標と今後の展開】
DNPは、2006年秋から、多色カラーフィルターの量産を開始し、2007年度で100億円以上の売上見込んでいます。
今後は、DNPが開発したインクジェット方式によるカラーフィルター製造技術と組み合わせることで、より純度の高い色再現の実現や、コスト低減を進めていきます。

尚、今回開発した4色カラーフィルターを搭載した32インチ液晶ディスプレイが、6月4日(日)から9日(金)まで米国・サンフランシスコで開催される「SID(Society for Information Display)2006」のGenoa Color Technologies Ltd.ブースで、6日から8日まで展示されます。

(*1)NTSC
Natural Television System Committeeの略で、カラーテレビの放送方式の一つ。米国で開発され、日本・カナダ・韓国・フィリピンなどでも採用されている。ディスプレイの色再現域を比較する場合の基準として一般的に使われている

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