「出版の未来、音楽の未来」和光大学表現文化学科シンポジウム
---10年後、僕らはどこにいて、なにを読み、何を聴いているのだろうか---
■日時:12月17日(土曜日) 午後2時30分〜5時
■場所:和光大学J301教室
和光大学表現文化学科では「編集」をキーワードに12月17日土曜日にシンポジウムを開きます。
一般に、また狭義に、「編集」は「出版」と直接結びついていると考えられています。
ところが今日では、「出版」なり「編集」の概念の自明性を問うところから始めていかなければ、未来の社会状態を予測することは不可能でしょう。
誰もが知っているように、この10年、デジタル技術とネット環境の進化によってメディアの世界は信じられないほどの変化を遂げました。
それは現在でも続いていて、昨年のブログの大ブームやmixiなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の急速な広がりは、マスメディアとパーソナル・メディアのあいだにあった従来のヒエラルキー(階層秩序)をさらに壊してきています。
そこで、「編集」の未来を考えてみるときに、僕らを取り巻く環境を考えてみることが大切になってくると思います。
大きな変化のひとつに、プラハに生まれた哲学者にしてメディア論の論客ヴィレム・フルッサーが指摘するように、かつて「絵」や「映像」、「音」といったものと「文字」ははっきり区別されていたのが、デジタル技術の進展によって、それらが「テクノ・コード」と呼ばれ新たな統合の時代を迎えていることがあげられるでしょう。
ただし、あらかじめ決められた時間のシンポジウムでそれら全般を語ることは困難です。
そこで、今回のシンポジウムでは、そのうち、「出版(または本)」と「音楽」、「ネット環境」の三点に焦点を絞って、最近の話題を折りまぜながら、メディア環境の近未来と「編集」の概念の変容について考えます。
それが、サブタイトルの「10年後、僕らはどこにいて、なにを読み、なにを聴いているのだろうか」に込められている意味です。
■出席者■
● 高橋健太郎(たかはしけんたろう) 音楽評論家/MEMORY LAB主宰
● 仲俣暁生(なかまたあきお) 元「本とコンピュータ」編集長
● 江坂健(えさか・たける) WEBマガジン「HOT WIRED JAPAN」編集長