■お酢でキッチンまわりのお掃除を
お酢を上手に使うことで、“茶渋”や“グラスの曇り”をきれいに落とすことができます。
また、魚料理に使ったお鍋のニオイ取りにも、お酢は効果を発揮します。
また、お酢の主成分「酢酸」の食中毒原因菌に対する防腐・静菌効果により、まな板やスポンジなどのキッチン用品をきれいに保つこともできます。
お酢は“安全・安心な洗浄剤”でもあるのです。
■「おせち料理にお酢」は生活の知恵
「おせち料理」は、「お正月の間、主婦を家事から解放してあげるため」という説があるように、そもそも作り置きを前提とした保存食です。
食酢の主成分「酢酸」には防腐・静菌効果があり、お料理を傷みにくくすることが確認されています。「おせち料理」にお酢を使ったお料理が多いのは、昔の人の生活の知恵といえるでしょう。
お酢を使った「おせち料理」のレシピを紹介します。
■キッチンまわりのお掃除に、安心・安全なお酢を活用
年末のキッチンまわりのお掃除にお酢を使ってみませんか?お酢の酸性の性質や、お酢の主成分「酢酸」が持っている防腐・静菌効果を利用することで、驚くほど応用が利きます。
お酢は食品なので、食品に関係する食器や調理器具などに、安心して使うことができるというメリットがあります。
●食器や調理器具の「アク」汚れは、お酢で「ラク」に落として
中性洗剤ではなかなか落としにくい、コーヒーカップやお鍋にこびりついた「アク」を、お酢で簡単に取ることができます。
黒ずんだコーヒーカップや茶碗、急須は、お酢に半日ほど浸した後、スポンジに「お酢」をつけて汚れをこするときれいになります。また、ごぼうやレンコン等の野菜類のアクで黒ずんだ鍋には、2倍にうすめた「お酢」を入れ、15分間位煮立てるのがコツです。
これらの「アク」の成分はアルカリ性物質のため、「お酢」を加えることにより中和され、分解されるのです(焦げ付いて黒くなった鍋には効果はありません)。
●グラスの曇り、台所のステンレスの曇りもお酢でピカピカに!
自分で作った「お酢液」に、曇りが気になるコップやグラスを浸しておくだけでピカピカになります。グラスの曇りの原因はアルカリ性の石鹸カスであるため、酸性のお酢で取り除くことができます。
(1)洗い桶などに、お湯:お酢=3:1の「お酢液」を作ります。
(2)(1)の中にコップや茶碗を入れて2時間〜1晩置きます。
(3)汚れがひどい場合には、軽くこすります。
これは、台所のステンレスの曇りにも応用できます。ステンレスの曇りは石鹸カスや湯あかが一緒になっています。強くこすって傷つけてしまうより、「お酢パック」を使えば、ステンレスを傷つけることなく簡単に取り除くことができます。
(1)酢をスプレー容器に入れます。
(2)曇り汚れが気になる蛇口やシンクにキッチンペーパーなどをかぶせ、(1)の酢をまんべんなく拭きつけます。
(3)そのまま1時間ほどパックし、その後、キッチンペーパーを外して乾拭きします。
●まな板やスポンジの除菌(静菌)
食酢の代表的な働きとして挙げられるのが、「食べ物をいたみにくくする働き(防腐・静菌効果)」です。ミツカンでは、病原性大腸菌O−157をはじめとする代表的な食中毒原因菌に対する「食酢の抗菌効果(菌数を減らす、増やさない効果)」を確認しています。この働きを利用して、まな板・スポンジ・ふきんなどのキッチン用品を清潔に保つことができます。
<まな板の洗浄>
(1)まな板を洗剤で洗って、その後水洗いし、熱湯をかけます。
(2)乾いたふきんをかぶせて、酢水(酢4分の1カップ+食塩大さじ2分の1+水4分の3カップ)をひたひたにかけます。
(3)室温で1時間以上置き、後水洗いします。
<スポンジの洗浄>
(1)スポンジを洗剤で洗って、その後水洗いします。
(2)45度以上の酢水(酢大さじ2+食塩大さじ1+お湯1カップ)をボールに入れ、水気を切ったスポンジを浸します。
(3)軽くもんでスポンジに浸透させ、15分以上置いた後しぼって使用します。
●魚料理に使った調理器具のニオイ取り
魚料理をした後、お鍋に生臭さが残ってしまい、なかなか取れないことがあります。そんなとき、「お酢」を約100倍に薄めてお鍋に入れ、10分位煮立てると、洗っても取れにくかったニオイが取れます。
魚のうまみ成分に「トリメチルアミン オキシド」というものがありますが、この成分は魚が死んでしまうと「トリメチルアミン」という魚臭さの原因となる物質に変化します。
この“トリメチルアミン”はアルカリ性物質のため、「お酢」を加えることにより中和され、魚臭さを抑えることができるのです。